まだ肌寒さが残る3月最後の日曜日、香川県三豊市の父母ヶ浜(ちちぶがはま)で
イベント「父母ヶ浜で、はだしで遊ぼう」を実施しました。
ビーチクリーンアップに始まり、クラフト教室、裸足ランニングと、瀬戸内の自然を
体いっぱいに感じて元気に遊びました。
(この事業はKJB瀬戸内基金の助成を受けて実施しました。)

第一部のビーチクリーンアップでは、チームに分かれて海岸の清掃。
ごみを拾います。
父母ヶ浜は遠浅の砂浜で、夕陽の名所としても知られ、
地元の方々に愛着のあるビーチです。
「父母の会」の皆さんによって、定期的に清掃されており、
ビーチはその美しさが保たれていますが、波に洗われ、日にさらされて
細かく分解してしまったプラスチックごみや、新しく流れ着いたごみが
15分ほどの清掃で集まりました。

集めたごみをいったん広げ、どんなごみが、何個あるか、
チームで分類・カウントしながら所定の調査カードに記入していきます。
今回のクリーンアップで集まったごみの集計です。
ワースト3はプラスチック類のごみ、たばこのフィルター、カキ養殖パイプ。
これらは不動のワースト3、生活ごみが多い瀬戸内の現状をよく表しています。
中には注射針など、触れると危険なものもありました。
調査でなく、清掃に徹すれば、たくさんのごみが除去され、もっと効率的に
砂浜はキレイになりますが、こうしてごみのひとつひとつと向き合うことで、
海ごみ問題という環境問題を、身近な事としてとらえることにつながります。
この日海で見たごみは、この浜にやってきた人が捨てていった
ごみばかりではなく、道路脇のごみが風にあおられ海におちたり、
川から流れついたり、どこかよその海域から潮と風に運ばれてきたものも
多く、参加者のみなさんも、私達の生活と海とのつながりを
感じたようでした。
海でごみを出さないだけでなく、生活の中でごみを少なくすることを
意識することが大切ですね。
続く第二部は、造形アーティスト、ルカ・ローマさんのクラフト教室。
クリーンアップで拾ったものを使って、思い思いに工作します。
のこぎりや、ドリルなど、普段は使わない工具を前に緊張していた、
子供たちも、仲間で協力したり、ルカさんと一緒に使いながら、
自分のイメージを形にしていきました。
出来上がったオブジェや本棚、飾り棚は、大人も感心する出来栄えでした。
そして、最後は裸足ランニングクラブ香川、明石さんの裸足ランニング教室。
ふだんは靴の中におさまっている足を開放して、砂の感触を全身で
楽しみます。
カンガルーやトカゲなど、全身を使って動物の動きに挑戦したり、
リレーでは大人とこどもが対等で白熱の競争を楽しみました。
最後は恒例のはだしジャンプ大会!
はだしで駆け回って遊べる浜辺は、みんなの宝物。
今後も楽しみながら、身近な海や自然を感じたり、考えたりする機会を
作っていきたいと考えています。
ご参加いただいた皆さん、開催にあたりご協力をいただいた
「父母の会」の皆さん、ありがとうございました!
主催:フリークラウド、裸足ランニングクラブ香川、
瀬戸内DAYOUT実行委員会
協力:父母の会
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