1. レイライン・ハンティングとは?
レイライン。ちょっと聞きなれない言葉かもしれません。
簡単に言えば、古くから「聖なる地」と言われてきた場所を結ぶと浮かびあがる、
大地を貫く線のこと。
世界各地にレイラインと呼ばれるものはたくさんありますが、日本にも
「ご来光の道」と呼ばれる700㎞のラインが代表的なものとして伝わっています。
富士浅間神社や富士山の頂上、ヤマトタケル最後の戦いの場となった伊吹山、
そして出雲大社などがこの直線上に並んでいます。
そのほか
・近畿の五芒星・・・近畿地方の主な聖地を結ぶと現れる、陰陽師安倍晴明が家紋にした
星形(上の図の赤線)
・京都・・・平安京造営時、怨霊を封じ込めるために敷かれた「結界」としてのレイライン
(上賀茂神社や比叡山、貴船神社など)
・江戸・・・江戸の町を守る結界としてのレイライン。首塚など、平将門にまつわる場所が
北斗七星の形で江戸の町に配置されている。
・空海・・・真言密教のスーパースターだが、彼の足跡伝わる多くの場所で、
当時不老不死の薬と信じられていた水銀のありかを示す
レイラインがある。高野山も主要な水銀産地のひとつ。
・・・などなど、中にはダークな歴史や秘密の匂いが漂うものもあります。
ひとつひとつの聖地はどんな風に成り立っていったのか。
つながっているように見えるのは、偶然か。
それとも、何か意図があって配置されているのか。
これらを解明していくのが、レイライン・ハンティング。
レイライン・ハンティングでは、「聖地」とされる、ある特定の場所の方位を
コンパスなどのスマートフォン・アプリやGPSで調べ、デジタルマップに情報を
インプットして位置関係を検証し、さらにその周辺の地質や歴史、
風俗や伝説伝承などもあわせて考えていきます。
ある意味、「インディ・ジョーンズごっこ」みたいで、わくわくしませんか?
(つづく)
コメントする